
旅行の行きは、高速よりも各駅とかエコノミーといった窮屈でチープな感じの方がいい。「だんだんと」変わりゆく景色や近づいてきた高揚感を堪能できるから。そんな訳で京都18きっぷの旅、日の出とともに出発です。東海道線のみで行けるらしいけど、おやつ休憩を挟みながら7回乗り継ぐ。それでも時刻表で確認し続けるボーズのお陰で順調、16時前には京都駅に到着。
行き当りばっ旅がちの我らだけど、今回はsaketomoがプラン担当。到着日は、四条大宮のビジネスホテルを目指しつつ京の街を散策しながら途中にある西本願寺などお寺を見学し、最終的にはドン突きの二条城で城下を眺める‥なんて考えていたのに、ひろっ!交通量多すぎ!想像していた碁盤のコマは3倍で、黙々とホテルまで歩くことになる。挙句に、ボーズ「寒い‥衣類買いに行く」と地下鉄に乗ってアウトドア屋さんへ、‥いきなりプラン変更を強いられる。
そしてやっぱり‥居酒屋散策。市役所前の大通りから少し引込んだところに緑の提灯を発見。「ここにしてみようか」とカラリと戸を引くと、地元の人らしきお客さんがカウンターの席を半分くらい占めていて安心な印象。お品書きに馴染みのない綴りを幾つか見受け、ワクワクしながら何品かお願いする。
コの字型のカウンターの中央が厨房になっていて親子なのか、夫婦と2人の若者が注文の品をせっせとこなしていくのを眺められる。
「あの焼き上がったそら豆はウチのところかな‥」とついつい見入り他所に運ばれては、忘れられてないかなーと気を揉んでいると、「頼んだ○○はまだかいな?いーのいーの、じゃ、(早く来そうな)コレ頼もかー」みたいな会話が一席隣で女将と交わされる。ちゃんとオーダーも並べて確認しながら運んでいるし、これが通常なんだ、と諦め日本酒を頼み酒ばかりが進む。でもまぁ、なんだか優しい目で厨房を見守る常連さんたちにあったかい気分にされ、やっとこ来た料理も美味しく、ほろ酔い気分で店を出る。「なんだかお腹すいちゃった、ホテルの近くの王将があったね」と京都初日は餃子で〆るのである。