
スクーターの旅で体調を悪くしつつも、錦市場を散策しないと…と地下鉄に乗り込む。
途中、立ち飲める酒屋をボーズが発見。まだ夕刻、店内を覗いてみると、京都のサラリーマンがビールケースをテーブルにして思い思いに呑んでいる。
「寒かったから熱燗がのみたい…」というが「こういうお店はあるものから選ぶの!」とボーズに諭され、じゃあ瓶ビールで…と冷蔵庫に手を伸ばすと、「大瓶は奥だ。」とお客さんのひとりが案内してくれる。奥は流しになっていて、お客さんでは?と思われる背広のおじさんが調理していて、主人らしき人は居間の小上がりに腰掛けて、常連さんたちと飲みながら喋っている。
つまみは…とおろおろしていると、また別のお客さんが、こっちこっちと隣の部屋に案内してくれる。カウンターだけの鰻の寝床のような場所が併設してあって、そこは若い人なども混ざって賑わっている。カウンター内側でおでんをぐつぐつやっていて、マスターなのだろうか?長身のおじさんが「ここは自分でやるのよ」というようなことを言いながら「餃子がウマイ」とか、カウンターの外からも「じゃがいももおすすめだ」とか声がかかり、じゃあそれを…と盛っていただく。
入り口の近くで暫し働きながら呑むおじさんたちを眺めながら呑む。後からふらりと入ってきたサラリーマンの手には刺身のパックが…
ビールもカラになり、「レンジもあったし燗にできるはず…」と鹿の絵のついたワンカップを奥に持って行くと、居間に座っていたおかあさんらしき人から「そのままでも美味しいよ」と声がかかり、常連さんから「熱燗ならあっちにあるよ、それも秋鹿だから」と言われ、冷蔵庫にワンカップを戻す。お隣に「熱燗…」といくと「自分でやるのよ」と、また長身のおじさんがアルミのタンブラーで燗とコップをくれた。
結局お会計も、背広のおじさんが5つ玉のソロバンを弾いている。「みんなでやってるんですか?」と聞くと、みんなではない、らしい。他人に世話を焼いてあげつつ適度な距離も保ちつつ…東京では巡り逢っていない愛されている酒屋さんなのでした。
店を出て、午の賑わいの名残ある、シャッターが降りかけの錦市場通りを早足で散策。
地下鉄で二条城ライトアップへ。
暗くなった城内にわくわくしつつも、ライトアップされている桜はまだ蕾。歩みを進めていくと、お堀の水面が城壁に反射しているのが美しい。石垣の大から小へのグリッドと水面の小から大のグリッドが相まって絶えず揺らめき、静かなのになにか大きな流れの中にいるようだ。
逆にライトアップされた城壁は静かに水面に静かに映り込んでいる。
香雲亭の障子越しの明かりが行灯のように周囲を照らす。本来なら蝋燭でもっと心細い揺らぐ灯りだったんだろうなと思い巡らす。
どれも決してライトアップのための設備などではなく、意図しない美しさがそこにある。
とはいえ出口には露店がでており、花より団子とみたらし団子と甘酒を買い食い。どちらもほんのり甘くて「京の味!」と喜ぶのであった。
コメント (2)
私も3日夜~5日かけて京都におりました。
4日は鞍馬山近辺、
5日は京都市内の神社を中心に周ってました。大徳寺も通ったよ~。時間がなくて全部は見れなかったけど。
どこかですれ違ってたかもね(笑)
さすが建築勉強してるだけあって、
仏閣を観る視点が違うやね~。
上賀茂神社に檜皮葺の模型が展示してあって、面白かったよ。
投稿者: クレア | 2008年04月09日 09:11
日時: 2008年04月09日 09:11
クレアさん、久しぶり!
インドから帰ってきて今度は京都…忙しいというか優雅というか。。。
ワタシたちは31日に帰ってきちゃったからすれ違いだったな…でも同じ季節の京都、また白山付近で呑んで京都話の情報交換しようよ!
投稿者: saketomo | 2008年04月09日 09:43
日時: 2008年04月09日 09:43