
亀老山は標高307.8mで、日本3大潮流のうちの一つの来島海峡や西日本最高峰の石鎚山を臨むことができ、ここから眺めるしまなみ海道が一番と大島の人々は言っているそうです。
そんな亀老山展望台Aデッキからの眺め(画像)。
亀老山展望台は山頂から申し訳程度にデッキが出ているだけの建物。この展望台を設計した人は、「依頼された時はモニュメントとしての展望台を期待されたのだろうけど、亀老山自体がこの島の象徴でモニュメントなんだから‥」と景観をそのままに、地中に埋めて周囲からは山にしか見えない展望台を考えたそうです。
そんな考え方に‥ほぉ!と共感してから、実際に見てみたいと思って訪問しました。
山に細長い切れ目が入っているというような入り口。
緩やかな階段を上がっていくと地下に入っていくような仕組みになっている。こういうアンチテーゼみたいなのを建築家は好きなのだろうな‥狭く暗い道の先に大きな明るい広場があったら、それだけでワクワクしちゃうじゃないか。
野外劇上にもなるというスペースらしいけど、それほど広くもなく‥返って地下にいることを自覚させる狭さと圧迫感。角度のついた橋が細く斜めに影を落としていうるのもいい。外に出ようと誘われるまま頂上が空の階段を上る。
展望デッキAからデッキBを見る。
デッキAからがしまなみ海道を一望できる自慢の眺めらしいけど、ワタシはデッキBからの眺めも好きだ。南浦キャンプ場が見下ろせて、瀬戸内に浮いた島々がポツリポツリと見える。夜にきたら丁度満月がその先に昇っていて海に反射し、とても美しかった。
周囲が草ぼうぼうだったり、コンパスの向きが景色側でなく建物側に向いていたり、あれれなこともあったけど、展望台の役目を一途に果たしている美しい展望台という印象で、きてよかったなぁという感想。