
2日目、富士屋ホテル。
「食べ疲れしました…」と言うボーズと、両親をホテルの駐車場に降ろして、餃子を買いに行く。いつも安ウマつまみで過ごしている自分たちにとって、豪華な食事は胸やけの元であることに気付く。
中華屋さんでテイクアウト餃子を待っていると、留守電「えー、こんなところなの?」と母から。
餃子5人前とその他つまみ各種、車内に大蒜臭が充満する…ホテル駐車場に止めると、ボーイさんがワタシたちの餃子のビニール袋を持ってくれようとするが「それは…」と精一杯遠慮する。「移動させますから」と大蒜カーのキーを要求され、あぅぅ…と渋々応じる。
フロントに向かうと両親がポツンと座っている。「あれ?どうしたの?」と聞くと「アナタ、間違ったんじゃない?2部屋もあって…きっと、20万くらいするんじゃない?」と責められる。部屋を見に行って、大丈夫だよ、と言っているのに「お父さん、ベットとか触らないで!受付で聞いてきて!」と指令がでる。始終を見ていたボーズが気を利かせ間違いないことを確認とってくれて、一同一安心となる。「…20万しそうな部屋に泊まれて幸せじゃん!」
テーブルに餃子つまみ各種を広げる。「昨日と雲泥の差ね」と言う母に「富士屋ホテルでフレンチなんて当たり前だけど、富士屋ホテルで餃子だから超贅沢なんだよ!」少し納得したかのように頷いて、缶ビールで乾杯!ピンクのスィートルームが大蒜色に染まってゆく…