
先日いった隈研吾の講演がよかったから、今回「10宅論」という講演を聞きに行く。
万里の長城の“竹の家”や馬頭町の“広重美術館”などが有名。
講演の内容は前回と重複することが多かったが、聞き漏らしていたことが聞けて良かった。
面白かったのは「デザイナーは目立ちたがり屋だけど、環境に負けるデザインであることが必要。これなんか麓から見ると山にしか見えない」と山の中に施設を埋めてしまった瀬戸内海の大島にある“亀老山展望台”が映し出される。依頼者の町長さんはモニュメント的な派手なものを期待しているところに山にしかみえないこの案、説得するのが大変だったとのこと。
すごいなぁ…と思うのはこのような考え方で10年以上前からやっていること。環境、サステナブルが叫ばれている昨今なら珍しくはないかもしれないが、当時は新宿パークタワーとかがもてはやされていた頃。
これからの流れを考えるのはそう困難な事ではないが、流行に惑わされず本質を考えることは必要だけど難しい…この人はすごいな。ワタシもそういう目と脳みそになれるよう、頑張らねば…と思うのでした。
右の画像は会場近くにある「農と食の博物館」
那須の“石の美術館”と同じ芦屋石を使った石の格子が西日を遮る。建築はボロくなることを畏れるが、この石は時と共に色が変わるらしい。変化を良しとする建物。前には稲が実験的に植えてある。