
一番手前の奥鬼怒4湯は八丁の湯だが、一度来たことがあったし、雑誌で加仁湯の白い湯を見かけるのでどれほどのものか脚を伸ばすことに。
加仁湯。建物表は和風旅館のような、玄関は掃除が行き届いていないし休憩の囲炉裏端にはこれでもかというほど毛皮や剥製が並ぶ。風呂は数があって、白く濁った湯も気持ちよいし景色もなかなかのものだが、庭や館内が清潔にしていないのがどうも気になる。そして玄関前にだらしない社員寮どんと立っているのは少し考えた方が良いんではないか、土地はたっぷりあるのに・・・とそんな感想。
八丁の湯。通りがかりの人達が休める場所が河を臨める良いロケーションに設けてあり、埃が立たぬよう水が打ってある。迎えてくれたのは可愛がられている年老いたゴールデンレトリバー、加仁湯では剥製にされていたテンがここでは飼われている。水飲み場には大きな山女。丁寧なおじいさんに接待されて営業時間には早かったのに食堂のテラスに通され、山菜蕎麦を戴く。「二人ではいるなら階段を上がって滝の横の露天に入りなさい、とてもいいすよ」と教えてもらう。湯の花が浮く良い温度のお湯、滝の飛沫が涼しく、ついつい長湯になる。
帰り、旅館のおじいさんがそっと山鳩を追いかけている姿が印象的だった。
10:0で、静かに時間が流れる八丁の湯の勝利。